
聖母月である5月吉日、お二人への「感謝の集いコンサート」が安里教会で150名余の観客の下、御聖堂で盛大に行われました。
海星小学校創立者であられるペトロ神父様は来年カジマヤーを迎える95歳となり、めでたく叙階70周年の記念すべき年となります。
また、Sr.ルチア中村も同じく海星小学校で教職として音楽指導、そして校長としてご活躍なさり、88歳の米寿を迎えることになります。さらには、当時のSr.中村は、「いしがき少年少女合唱団」の育成にも尽力し、たくさんの教え子たちを音楽の道へと誘いました。
コンサートの出演者のみなさんは、海星小やいしがき少年少女合唱団卒業生で構成され、お二人のお祝いに賛同し、全国から感謝の集いの開催に駆け付けた次第です。
実行委員会代表の出口康代(海星小卒1期生)にエスコートされ、盛大な拍手の中で入場したお二人は、祭壇前のグランドピアノの最前列に着席されてコンサートが始まりました。
トップバッターは1期生のオペラ歌手森山京子が「アメージング・グレイス」迫力あるメゾソプラノの声量を御聖堂に響かせました。続いて、新垣好美のヴァイオリンによる「星に願いを」、元やなわらばーの石垣優による歌「ゆくい」、内原ちひろのマリンバ「愛の賛歌」とジャンルを変えての楽しい演目が続きました。
また、同じくマリンバと打楽器カホンによる玉城姉妹の「情熱大陸」は会場全体がノリノリの手拍子で大変盛り上がりました。
つづいて、CMソングでお馴染みの成底ゆう子による「ダイナミック琉球」は会場全体が一つになりました。冒頭「Sr.中村から歌手を志す時に頂いたロザリオを励みに音楽の道を歩んでいます」と言うあいさつには、会場のみなさんも感激していました。
さらにSr.中村が作詞した合唱曲「海」を有志全員で歌う姿に大変感動していました。演奏者みんなで「ユーレイズミーアップ」を歌い、最後には、長浜健佳の三線による「てぃんさぐぬ花」では、会場全員で歌いフィナーレとなりました。
コンサートで印象的だったのは、調子を崩していたペトロ神父様が手拍子でリズムを取って演奏を楽しんでいたこと、合唱曲「海」を聴いているSr.中村の涙が止まらず感激していたことです。
コンサート終了後に卒業生を中心に開催した茶話会は、残念ながらペトロ神父様は体調を考慮して先にお帰りになりましたが、Sr.中村は挨拶で『私は葡萄の木、あなたたちは枝である』と聖書のことばを切り出しました。
「海星小学校で育ったみなさんが今日の演奏会で一つになっている姿を見て、葡萄の木のような絆を感じ、まさに聖書のことば通りにお互い遠く離れていても一本の木のように繋がり、繋がった中で多くのみなさんの人生に幸せが訪れ、意義があることを実践してくれました。
今日の演奏会にたいへん感激し、これ以上の満足はありません」と感謝のことばを述べていました。
最後に実行委員会代表の出口康代は、「ペトロ神父様とシスター中村お二人から私たちに小さな種を蒔いてくれて恵みの水と太陽を頂いたことで、たくさんの花を咲かすことが出来ました。お二人からの教えとご恩を胸にこれからは私たちが種を蒔く人になります。お二人もまだまだお元気で私たちを導いて下さいますよう益々のご健康をお祈りします」と締めました。
最後に安里教会と教区スタッフには、御聖堂やホールに関する準備やグランドピアノ移動等の調整を含め、ご理解とご協力を賜り、大変お世話になりました。誌面をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。
石垣カトリック教会 平良守弘